DPI (Deep Packet Inspection) を応用した広告とは

読みづらい方のために、シンプル版もご用意しております。

このページでは、ディープパケットインスペクションを応用して実現可能な「ひとつのアイデア」について説明しています。すべての業者が、まったくこの通りとは言い切れません。ご契約時には、契約内容をよくご確認ください。

ディープパケットインスペクションを利用した広告サービスを提供する業者と、契約を結んだとします。

ディープパケットインスペクションは、日本国憲法が保障する「通信の秘密」をかんたんに破れる強力な技術ですから、あなたがディープパケットインスペクションを活用したサービスを受けたい場合は、業者に対してその意志を明確に伝えなければならないとされています。

すると、どんなことが起こるのでしょうか?

業者は、ディープパケットインスペクション技術を用いて、おそらく次のようなことをするでしょう。

あなたのライフスタイルにフィットする広告をお届けするために、業者はあなたの行動調査をはじめます。

ディープパケットインスペクション技術により、あなたの行動は記録されます。
それを元に、あなたが興味をもっている分野に関する、適切な広告をお届けできるようになるのです。

ネット上でのあなたの行動は、契約の範囲内で記録されます。同じ契約でネットを利用しているご家族についても、おそらく同じように扱われます。

あるパソコンを、いま使っているのは誰か。
それをディープパケットインスペクションによって区別するのは難しいという理由で、契約者の名義でなされる通信はすべて同じように扱われる可能性が高くなります。

ショッピング、占い、健康関係、気になるニュース。表示したページはもちろん、検索に使ったキーワードや、掲示板等への投稿内容も記録の対象とすることができます。

インターネットに詳しくなると、手紙やテレビ、電話や雑誌、図書館など、いろいろなものの代わりとして便利に使えるようになります。
ディープパケットインスペクションにより、無意識下の行動までもつぶさに観察することで、あなた自身よりもあなたに詳しくなることも不可能ではありません。

技術的には、誰かとやりとりした電子メールを開いて見ることもできます。

電子メールの内容を第三者に知られたくなければ、暗号化することもできます。
しかし、専門的な知識が必要で、また手間がかかるため、暗号化されないままそのままやりとりされることがほとんどです。

ケータイやPHSでも同じです。通信内容は業者が把握出来ます。契約の範囲内に限られますが。

インターネットの技術を利用した通信であれば、ディープパケットインスペクションによる分析が可能です。
ですから、テレビやゲーム機からインターネットにアクセスする場合でも、ディープパケットインスペクションによる分析の対象とすることができます。

ともかく、面倒なことはすべて業者がやってくれますから、あなたは何も気にせず、ふだん通りに生活していれば大丈夫。

ディープパケットインスペクションによってあなたの行動をトレースすれば、あなたの趣味や交友関係は言うに及ばず、生活時間帯や体調の変化、さらには主義思想に至るまで、いろいろなことが判ってきます。

あなたのネット利用履歴は適切に分析され、

インターネットで服や靴など、サイズのあるものを購入されたことはありませんか?
ディープパケットインスペクションが有効なら、実際に購入するところまでいかなくても、商品をチェックしたことでそれに興味があることが記録として残り、関連する商品の広告をお送りすることができます。

常におトクな情報を手に入れられるようになります。

記録を残しておけば、あなたにピッタリのサイズの商品のみをセレクトできます。
買い置きの冷凍食品が無くなる頃に、もっと安い別のものをお薦めすることも考えられますし、あなたの身体のリズムに合わせて各種のご案内もできるようになるでしょう。

めでたし、めでたし。以上、ディープパケットインスペクション技術によって、あなたの趣味嗜好に合わせた広告をお届けできるようになるまでの流れを駆け足でご紹介しました。ディープパケットインスペクションが切り開く新たな広告の世界は、意外とすぐ近くにあるのかも知れません……。

このサイトは、2010年6月時点の情報を元に組み立てられていますので、内容が古くなっている可能性があります。
最新情報は、インターネットで入手できるでしょう。

このページでは、ディープパケットインスペクションを応用して実現可能な「ひとつのアイデア」について説明しています。すべての業者が、まったくこの通りとは言い切れません。ご契約時には、契約内容をよくご確認ください。

ディープパケットインスペクションは、情報流出対策などに威力を発揮する素晴らしい技術であることは間違いないのですが、それを広告に応用するのは問題が多いのではないかとの考えから、このサイトの制作を決意しました。
皆様も、便利なものには相応の危険があることを、くれぐれもお忘れ無く。

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高木浩光@自宅の日記【DPI行動ターゲティング広告の実施に対するパブリックコメント提出意見】(2010/05/30)

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